ご飯の炊き方というと、水の量はどれくらいなのかご存知でしょうか。

水の量は基本を覚えておくと、ご飯を炊く時に便利です。

また、ご飯の炊き方で、米のはかり方や洗い方のコツを知っておくと、美味しいご飯を炊き上げることができますよ。

ご飯を美味しく炊くためのコツを知って、毎日のご飯をさらに楽しみましょう!

今回は、ご飯の炊き方の水の量の基本などについてお伝えします。

米のはかり方、洗い方のコツなども、ぜひ参考にしてください。

ご飯の炊き方・美味しさのポイントは水の量

ご飯を炊く時に美味しく炊き上げるためのポイントは水の量です。

では、水の量はどれくらいが良いのでしょうか。

「炊飯器でご飯を炊くなら目盛りに合わせるから気にしたことがない。」

そうですよね。

でも美味しくご飯を炊くためには、水の量を正確にはかった方が良いですよ。

そこで、ご飯の炊き方の水の量の基本を覚えておきましょう。

ご飯の炊き方・水の量の基本

水の量は米の1~1.2倍にすることが基本です。

ただし、米の状態や好み、調理器具などによって、多少、水加減を調節する必要があります。

例えば炊飯器で通常の米を炊く場合は、米の量と水の量は、1:1.2を基本にしましょう。

新米を炊く時は水の量をひかえめに

もし、炊飯器を使って新米を炊く場合米の量と水の量を1:1にして炊きます。

つまり、通常の米と新米では、米の量と水の量の割合が変わるのです。

  • 通常の米の場合⇒1:1.2
  • 新米の場合⇒1:1

通常の米を炊く時よりも新米を炊く時の水の量を減らす理由。

それは、新米は収穫してからの期間が短いため、米に水分が多く含まれているからです。

無洗米を炊く時は水の量を増やす

また、無洗米を炊く時は水の量を増やしましょう。

無洗米の場合は、米の量と水の量を1:1.5にするのが基本です。

ただし、米の品種や商品などによって調節が必要になります。

あくまでも水の量の基本として捉えてください。

まずは基本の水の量でご飯を炊いてみる

まずは、上記の基本の水の量で一度ご飯を炊いてみましょう。

すると次回からは、好みに合わせて水の量を調節することができますね。

忙しい毎日の中で、毎回正確にはかるのは大変かもしれません。

でも、ぜひ正確に水の量をはかってみてください。

炊き上がりの変化がわかるでしょう。

ちなみに土鍋でご飯を炊く時は、炊飯器で炊く時の1.2倍の水の量にします。

では次に、ご飯を炊く時に用意するものから見ていきましょう。

今回は、炊飯器で通常の米を2合使う場合の、ご飯の炊き方を例に挙げています。

炊飯器でご飯を炊く時に用意するもの

ザルとボウル

炊飯器でご飯を炊く時に用意するものは、次の通りです。

  • 米:2合(360ミリリットル)
  • 水:360ミリリットル
  • ザル
  • ボウル
  • お米用の計量カップ
  • 炊飯器

実際の手順に沿って、ご飯の炊き方を見ていきましょう。

ご飯の炊き方・実際の手順

ご飯の炊き方の実際の手順は、次の通りです。

  1. 米をはかる
  2. 米を研ぐ(洗米する)
  3. 水を切る
  4. 水の量を加減する
  5. 浸水する
  6. 炊き上げる

1:米をはかる

保存袋の中で米をはかるところ

米用の計量カップでお米を1合ずつはかって、ザルとボウルをセットした中に入れましょう。

米を計量する時は、必ず炊飯器についているお米用の計量カップを使ってください。

米も水も正確にはからないと意味がありません。

米のはかり方のコツは、計量カップに入れて、すりきりではかること。

特別な道具を使わなくても、大丈夫です。

指でスッとすりきりにして、米をはかりましょう。

私の場合は、チャック付きの保存袋で米を保存しているので袋の中にカップを入れて米の量をはかります。

一般的に、米用の計量カップは、すりきりで1合分になります。(すりきりで180ミリリットル)

もし、お米用の計量カップがない場合は、通常の計量カップを使います。

通常の計量カップを使う場合は、180ミリリットルの目盛りまでで米1合をはかることができますね。

2:米をとぐ(洗米する)

ボウルに水を張る

米の量をはかったら、次は米をとぎましょう。

米を水で洗うのです。

ボウルに水を張り、そこに米を入れたザルをつけます

米をとぐ時は、洗うイメージで行ってください。

水を張ったボウルにザルをつけたら素早く、手でぐるぐるっと2~3回かき混ぜます。

素早く米をかき混ぜる

米が水に浸かり始めたら素早くかき混ぜてください。

そして米を手でぐるぐるっと 2~3回かき混ぜたら、すぐに水を捨てましょう。

1回目のお水はすぐに捨てるのが米の洗い方のコツです。

米は水に入れると、すぐに水分を吸収しはじめます。

1回目のお水をすぐに捨てないと、水分とともに、汚れやぬか臭さが米に吸収されてしまうのです。

ですので、1回目のお水はすぐに捨ててくださいね。

時間をかけないように注意が必要です。

また、美味しいご飯を味わうためには、ザルとボウルを使って米を研ぐことをおすすめします。

ザルをサッと持ち上げれば水を簡単に入れかえることが可能だからです。

1回目のお水を捨てたら、もう一度ボウルに水を張りましょう。

そして、1回目と同様にぐるぐるっと2~3回混ぜて、水を捨てます。

この手順を3回程度繰り返します。

2回目以降も、できるだけ素早く米をといでくださいね。

この時、水が完全に透明にならなくても大丈夫です。

米を研ぎすぎると、せっかくのうま味まで流れ出てしまうからです。

水は、少し濁っているぐらいでも大丈夫でしょう。

3:水を切る

米の水を切る

ザルに上げた米は、いったん冷蔵庫に入れて5分程度水を切りましょう。

米は、炊く前に冷やしておくと、低温から一気に過熱されことになります。

低温から一気に過熱されることで一段と美味しく炊き上がるといわれています。

冷蔵庫に入らない場合は、そのまま1~2分置いて水を切りましょう。

4:水の量を加減する

通常の水加減

次に、炊飯器の釜に、水を切った米を入れて水の量を加減しましょう。

例えば2合の米を炊く場合は360ミリリットルの水を入れます。

先ほどご紹介した、「ご飯の炊き方の水の量の基本」の通りに、水の量を加減してくださいね。

美味しいご飯の炊き方をするためには水の種類も影響します。

可能なら、水道水をそのまま使うよりも、炭を入れておいた水などをを使うことをおすすめします。

浄水器を通したの水もおすすめです。

ペットボトルに入ったミネラルウォーターを使う場合は、必ず軟水を選んでください。

軟水を選ぶ理由は、もちろんご飯を美味しく炊き上げるためです。

硬水でご飯を炊いてしまうと、炊き上がったご飯がボソボソの食感になってしまう可能性があります。

5:浸水する

浸水する

水の量を加減したら、炊き上げる前に浸水しましょう。

先ほどお伝えしたように、米は炊く前に冷やしておくと、低温から一気に過熱されることになります。

すると一段と美味しく炊き上がるといわれているのです。

ですので、ラップなどで覆って冷蔵庫で浸水しましょう。

また、米はしっかりと浸水して中心部分まで水を吸水させることが大切です。

お米がしっかりと吸水することで、ふっくらとして艶のある美味しいご飯が炊き上がりますよ。

米の浸水時間の目安は、30分~1時間程度です。

浸水時間は、季節や温度条件、米の新しさなどによっても違います。

少なくとも30分は浸水させてください。

6:炊き上げる

ご飯が炊き上がったら炊飯器の蓋を開けて、しゃもじで切るようにご飯をほぐしましょう。

しゃもじで切るようにご飯をほぐすことで、全体に空気が入り美味しいご飯になります。

下から上へ返しながらほぐしましょう。

また、ご飯をほぐすことで余分な蒸気を飛ばすこともできます。

しゃもじは、水で濡らしてから使ってくださいね。

ただし、炊飯器以外で炊いている場合は、きちんと蒸らしてから蓋を開けましょう。

炊き上がってからの蒸らし時間の目安は15分程度です。

※炊飯器の場合、蒸らし時間が過ぎてから「ピーッ!」と鳴ることが多いです。

ご飯の炊き方・水の量の基本:まとめ

ご飯お茶碗1杯

今回は、ご飯の炊き方の水の量の基本などについてお伝えしました。

もう一度おさらいしておきましょう。

  • 炊飯器で通常の米を炊く場合、水の量は米1:水1.2が基本
  • 米は計量カップに入れて、すりきりではかること
  • 米をとぐ(洗う)時は、1回目のお水をすぐに捨てること

水の量や米のはかり方、洗い方などを今まで気にしなかったあなたも、ぜひ試してみてください。

きっと言いたくなりますよ。

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