玄米は健康に良い食品だといわれることから、年々人気が高まっていますね。
玄米食を始める方も増えているようです。
では「玄米とは?」「白米との違いは?」
玄米を食べるなら、安全な食べ方も含めて、しっかりと玄米について知っておきたいものです。
今回は、玄米と白米との違いなどについてお伝えします。
玄米の安全な食べ方も、ぜひチェックしてくださいね。
玄米とは?
玄米とは、米の種類のうちの一つです。
田んぼで収穫した稲の籾(もみ)から、籾殻(もみがら)を取り除いた米粒。
つまり、玄米は精米(精白)される前の米です。
玄米は英語でBrown rice(ブラウンライス)
稲から籾殻(もみがら)だけを取り除いた状態の玄米は、茶色い色(ベージュ)をしています。
見た目の通り、玄米は英語でBrown rice(ブラウンライス)といいます。
玄米は稲の種!?
精米(精白)されていない玄米は、稲の種ともいえます。
稲の種ですので生きています。
天日干ししてそのまま栽培すれば、玄米から芽が出ます。
つまり、発芽玄米になるのです。
稲の種でもある玄米には栄養素が豊富に含まれている、という証ですね。
では次に、玄米と白米との違いを見てみましょう。
玄米とは?白米との違いは?
玄米と白米の違いは、色や栄養価の違いなどです。
玄米には凄いパワーが!?
玄米には凄いパワーがあるといわれています。
その理由は玄米の栄養面にあります。
玄米には白米に比べて、多くの栄養素が含まれています。
というより、玄米には白米に比べて多くの栄養素が残っているのです。
先ほどもお伝えした通り、玄米とは、稲から籾殻(もみがら)だけを取り除いた状態の米粒。
ですので、糠層(ぬかそう)や胚芽(はいが)が残っています。
この玄米の糠層(ぬかそう)や胚芽(はいが)に、食物繊維をはじめ、ビタミンやミネラルなど、多くの栄養素が含まれています。
つまり、白米との違いは、色や栄養価の違いなどです。
玄米が、白米に比べて「身体に良い」、「健康に良い」といわれている理由の一つですね。
では、玄米と白米との違いを表で確認してみましょう。
玄米と白米との違いを表で確認
栄養素が豊富に含まれている玄米。
特に、栄養価の違いは玄米が身体に良いといわれる大きな理由です。
下記の表は、玄米と白米の違いの一覧表です。
玄米 | 白米 | |
---|---|---|
色 | 茶色(ベージュ) | 白色 |
糠層 | 有り | 無し |
胚芽 | 有り | 無し |
胚乳 | 有り | 有り |
玄米には糠層、胚芽、胚乳がある
玄米には、糠層、胚芽、胚乳という部分があります。
一方、精米(精白)された白米とは、胚乳(はいにゅう)だけを指します。
玄米の糠層と胚芽には多くの栄養素が含まれている
玄米の糠層と胚芽には、多くの栄養素が含まれています。
例えば、食物繊維や、ビタミン、ミネラルなどです。
玄米には白米の5~6倍の食物繊維が含まれている
特に、玄米に含まれる食物繊維は、白米に比べると約5~6倍ともいわれます。
まさに、玄米の小さな1粒1粒には凄いパワーが!?
このため、玄米は「完全栄養食」や「パーフェクトフード」などと呼ばれて人気が高まるようになりました。
ただし、玄米を食べるためには注意した方がよい点もあります。
次に、玄米の安全な食べ方をご紹介します。
玄米の安全な食べ方は?
玄米の安全な食べ方は、次の3つのポイントに気を付けることです。
では、3つのポイントを具体的に見ていきましょう。
1:選び方に気を付ける
玄米の安全に食べるために、「選び方」に気を付けましょう。
玄米には、白米に比べて農薬が残りやすいといわれています。
理由は、玄米には糠層があるからです。
農薬が残りやすいわれる玄米を選ぶ時は、できる限り無農薬や、減農薬の玄米を選ぶことをおすすめします。
2:炊き方に気を付ける
玄米の安全に食べるために、「炊き方」に気を付けましょう。
玄米を炊く時には、水で丁寧に研ぎましょう。
水で丁寧に研いで炊飯することによって、ある程度の農薬を落とすことができるといわれています。
3:噛む回数に気を付ける
玄米の安全に食べるために、「噛む回数」に気を付けましょう。
玄米を食べる時は、噛む回数を多くして下さい。
玄米は白米に比べると消化に時間がかかります。
特に胃腸の弱い方や高齢者の方は、噛む回数を増やすことが大切です。
できれば、子供さんには白米を食べさせることをおすすめします。
まとめ
今回は、玄米と白米との違いなどについてお伝えしました。
玄米と白米の違いは、色や栄養価の違いなどです。
玄米は健康に良いといわれる食品。
あなたもぜひ、玄米を安全な食べ方で食べてくださいね。
そして一緒に言いましょう。
「ご飯美味しいね!」
こちらの記事もおすすめです。