冷凍卵とはどのようなものなのでしょうか。

冷凍卵には食中毒の危険があるのでしょうか。

気になったので、実際に冷凍卵を作ってみました。

さらに、冷凍卵の味がどうなるのか気になったので加熱して食べてみました。

今回は、冷凍卵についてお伝えします。

調理師経験を活かし、冷凍卵には食中毒の危険があるなのかなどじっくりとチェックした内容です。

冷凍卵を作って食べる前にぜひご覧ください。

冷凍卵とは?

ひび割れした冷凍卵

冷凍卵とは、生卵を冷凍庫で凍らせたものです。

そうなのです。

冷凍卵は、ただただ生卵を冷凍庫で凍らせるだけ。

卵を冷凍することで生卵とは一味違う美味しさに

でも、卵を冷凍することで、生卵とは一味違う美味しさになるのです。

特に、冷凍卵の黄身はトロッとして濃厚な味わいに変化♪

生卵でもなく、半熟卵でもない独特の食感も生まれます。

冷凍卵を卵かけご飯にするとやめられない美味しさ!?

冷凍卵は、数年前にテレビや雑誌などで紹介されたことから人気が高まりました。

例えば、冷凍卵を卵かけご飯にすると、生卵とは一味違う美味しさでやめられない人も。

とっても人気がある冷凍卵です。

ところが、場合によっては食中毒を起こす危険性があるといわれています。

では、冷凍卵には本当に食中毒の危険があるのでしょうか。

冷凍卵には食中毒の危険が!?

冷凍卵には食中毒の危険があるのでしょうか。

もし冷凍卵が危険だとしたら、人気のレシピなどを見ても、作るのを迷ってしまいますよね。

冷凍卵が危険!?だといわれるのはなぜなのでしょうか。

冷凍卵はなぜ危険だといわれるの?

冷凍卵が危険だといわれる理由は、冷凍卵の材料である生卵にはサルモネラ菌が付着していることがあるからです。

生卵の約3万個に1個の確率でサルモネラ菌が付着している!?

生卵には、約3万個に1個の確率で、サルモネラ菌が付着しているといわれています。

このため、買ってきたばかりの新鮮な生卵であってもサルモネラ菌に対しては注意が必要です。

サルモネラ菌が増殖した卵を食べると食中毒になることがある

サルモネラ菌が増殖した卵を食べてしまうと、場合によっては食中毒を起こしてしまいます。

特に、卵は保存状態によってサルモネラ菌が増殖してしまう危険性が高まります。

大量調理の施設では生卵の衛生面をしっかりと管理

大量調理の施設では生卵の衛生面をしっかりと管理することが必須です。

実際に私が調理師として大量調理をしていた施設では、生卵を扱う時は衛生面でかなり厳しい決まりがありました。

例えば、生卵を扱う前後で手洗い・消毒を徹底したり、調理器具も念入りに洗浄していました。

家庭でも生卵を触った後は手を洗うのがおすすめ

家庭で生卵を扱う時は、そこまで厳しい衛生管理をしなくても大丈夫でしょう。

ただ、「もしかするとサルモネラ菌が付着しているかもしれない」という意識は持っておきましょう。

個人的には、私は普段の料理中でも、生卵を触った後は必ず手を洗います。

家庭でも、生卵を触った後は手を洗うのがおすすめです。

冷凍卵の場合、殻付きのまま冷凍庫で冷凍するため、なんとなく安心感がありませんか?

でも、実は衛生面でいくつかの注意が必要です。

冷凍卵を安心して食べるためには、保存状態や保存の期間などに注意をする必要があります。

冷凍卵は生卵と同じ扱いをする

冷凍卵は、生卵と同じ扱いをしましょう。

冷凍卵の温度や賞味期限に注意

生卵と同じように、温度や賞味期限などに注意する必要があります。

例えば、生卵はスーパーなどで買ってきた後、すぐに冷蔵庫に入れますよね。

そして、賞味期限内に食べ切るようにすることで、安全に食べることができます。

卵を冷凍したからといって日持ちするとはいえない

冷凍卵も同じです。

卵を冷凍したからといって、日持ちするとはいえません。

ですので、冷凍卵は、必ず生卵と同じ扱いをしてください。

といっても、何となく食中毒の不安が残るかも…。

そこで、私が実際に冷凍卵を作って加熱して食べてみました。

冷凍卵を作って食べてみた!

冷凍卵を作って食べてみました。

実際に冷凍卵を食べみると、その美味しさに驚きました。

そして、すっかり冷凍卵の美味しさにハマってしまいました^^

衛生面をしっかりと管理できれば、冷凍卵は新たなご飯のお供になりそうです♪

冷凍卵の作り方は超簡単、しかも美味しい!

一度は食べてみる価値アリです。

では、冷凍卵の作り方から見ていきましょう。

冷凍卵の作り方は?

材料

冷凍卵の作り方はとっても簡単です。

冷凍卵の材料と用意するものは、次の通りです。

冷凍卵の材料と用意するもの

  • 生卵
  • ラップ
  • チャック付きの保存袋

ラップは、必ず用意してください。

チャック付きの保存袋がなければ、保存容器などでも代用できます。

冷凍卵の作り方

生卵をラップで包む

生卵を1つずつラップで包む

まずは、生卵を1つずつラップで包みましょう。

卵は冷凍すると膨張するので、ラップでふんわりと包むのがポイントです。

ラップで包んだ生卵をチャック付きの保存袋に

次に、ラップでふんわりと包んだ生卵を、チャック付きの保存袋に入れましょう。

冷凍卵は、チャック付きの保存袋に入れて作ることで、冷凍庫の臭い移りや卵の乾燥を防ぐことができますよ。

チャック付きの保存袋に卵を入れたところ

冷凍庫で丸1日以上凍らせる

あとは、そのまま冷凍庫に入れて凍らせるだけです。

しっかりと凍らせるために、丸1日は冷凍庫に入れておきましょう。

卵が凍ったら冷凍卵の出来上がり!

生卵が凍ったら、冷凍卵の出来上がりです!

とっても簡単ですね。

ひび割れした冷凍卵

ここで、上の写真を見てください。

ご覧の通り、冷凍卵は殻が割れています。

ということは…。

冷凍卵を作った時に割れるのは普通なのでしょうか。

冷凍卵は割れるのが普通!?

そうなのです。

冷凍卵は割れるのが普通です。

というのも、卵は冷凍する過程で少しずつ膨張します。

このため冷凍卵は殻が割れるのです。

殻がひび割れしているからといって、失敗ではありません。

簡単に作ることができる冷凍卵。

どのような味なのでしょうか。

次に、冷凍卵を加熱して食べてみた様子をご紹介します。

冷凍卵を加熱して食べてみた!

冷凍卵の殻をむいたところ

冷凍卵の殻をむいて、目玉焼きにすることにしました。

目玉焼きなら、しっかりと加熱することができるので安心ですね。

冷凍卵を半分に切って、フライパンで焼きます。

目玉焼きが焼けてきたところ

冷凍卵の目玉焼きが焼けてきました。

冷凍卵を半分に切って焼いているので、双子の目玉焼きです♪

私は、半熟の目玉焼きが苦手なので、一層しっかりと加熱しました。

そして、冷凍卵の目玉焼きが出来上がりました!

双子の目玉焼きの出来上がり

味は、生卵から作る目玉焼きに比べて、黄身の味がしっかりとしています。

一般的には、冷凍卵の白身には味の変化がない、といわれています。

でも、個人的な感想としては、白身の味もしっかりとしている気がします。

とにかく卵の味が濃くなって美味しいです!

冷凍卵とは?作って加熱して食べてみた!まとめ

今回は、冷凍卵についてお伝えしました。

冷凍卵は簡単に作ることができます。

生卵と同じように扱えば、冷凍卵で起きる食中毒の危険も防ぐことができるでしょう。

冷凍卵には、生で食べるレシピもありますよ。

すぐに食べるのであれば、ご飯のお供として冷凍卵を生で食べてみるのも良いかも。

トロッとして濃厚な味わいの黄身は美味しいものです。

例えば、冷凍卵の黄身で卵かけご飯を食べれば、思わず言ってしまうでしょう。

「ご飯美味しいね!」

ただし、冷凍卵は加熱して食べるのが一番安全だということを覚えておいてくださいね。

ところで、ご飯のお供というと梅干しをイメージしませんか?

梅干しについてのこちらの記事もぜひご覧ください。

⇒梅干しは食べ過ぎると良くないの?1日に何個までなら大丈夫?