黒米とは、どのようなお米なのでしょうか。
黒い色をした黒米は、体に良い健康効果が期待できるお米として注目されています。
白米と一緒に炊くと、もちもちの食感で見た目も味も楽しめる黒米。
読み方も気になりませんか?
今回は、黒米についてお伝えします。
黒米の栄養や効果を知ると、あなたもすぐに食べたくなるかも♪
黒米はこんなお米です↓
黒米とは?

黒米とは、古くから珍重されている古代米の中の一種です。
黒米はその名の通り、黒い色のお米。
上の黒米の写真を見てください。
黒米の見た目(形)は、白米とほとんど同じなのがわかります。
パッと見て白米と違うのは、色が黒いということだけです。
黒米は、表面の種皮の部分(ぬか層)にアントシアニンという成分を含んでいます。
そんな黒米は、もち米のルーツともいわれています。
黒米はご飯と一緒に炊くと紫色に色づく
黒米という名前で、見た目も黒いお米。
黒米を白米に混ぜて炊くと、紫色に色づいたご飯が炊き上がりますよ。
炊き上がりのご飯が紫色に色づくことから、「紫米」・「紫黒米(しこくまい)」・「黒紫米」とも呼ばれています。
鮮やかな紫色のご飯は、まるでお赤飯のようにも見えます。
私も黒米が好きで、時々食べています♪
黒米ご飯の炊き方についてはこちらの記事をご覧ください。
黒米は中医学では「薬米」
もちもちの食感もあり、とっても美味しい黒米。
お祝いの席で使われるなど、古くから重宝されてきました。
もともと黒米は、中国の前漢時代に張騫(ちょうけん)が発見したといわれる古代米です。
その後、張騫(ちょうけん)が出世したという故事から、縁起の良い「出世米」といわれるように。
このため、中国では皇帝への献上米・不老長寿米として宮廷料理でも使われて、珍重されてきました。
世界三大美女の一人、楊貴妃も美容食として黒米を食べていたそうですよ。
また、 中国から日本に始めて伝わったお米は黒米だともいわれています。
中医学では、黒米は「薬米」として腎滋養のために薬膳料理でよく食べられています。
さらに、黒米は栄養価が高く、女性に嬉しい効果が期待できるスーパーフードとして注目を集めています。
テレビ番組などで紹介されて以来、黒米の人気が高まっているようですね。
次に、黒米の読み方を見てみましょう。
黒米の読み方は?
黒米の読み方は「くろまい」や「くろごめ」です。
ただし、黒米の正式な読み方は決まっていません。
個人的には、「黒米(くろまい)」と読むのが自然だと感じています。
「玄米(げんまい)」や「白米(はくまい)」と同じイメージです。
それにしても、黒米の色って不思議です。
普段、白米を見ていることが多いと黒米の黒い色がとっても珍しいですよね。
実は、黒米の色は含まれている栄養成分と関係があるのです。
では次に、黒米の栄養や効果について見ていきましょう。
黒米の栄養と効果

黒米の色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンの色です。
アントシアニンは、抗酸化作用がある天然の色素。
ブルーベリーなどにもアントシアニンは含まれていますね。
アントシアニンの抗酸化作用は、体内で活性酸素が発生するのを抑制する効果が期待できるといわれています。
老化の原因といわれる活性酸素。
活性酸素をを黒米のアントシアニンで抑制することができるなら嬉しいですよね。
世界三大美女の一人・楊貴妃が黒米を食べていたのも納得です。
個人的には、目に良い効果があれば嬉しいです。
黒米には、他にもビタミンEやビタミンB群、カルシウムや鉄分も含まれています。
このため、黒米には滋養強壮作用があるといわれています。
中医学で「薬米」といわれているのも納得です。
黒米・玄米・白米の栄養成分の比較
黒米には、他にもさまざまな栄養が含まれています。
黒米100gあたりの栄養成分の目安は次の表の通りです。
玄米や白米とも比較してみましょう。
黒米 | 玄米 | 白米 | |
---|---|---|---|
エネルギー | 344 | 350 | 356 |
たんぱく質 | 7.4 | 6.8 | 6.1 |
脂質 | 3.2 | 2.7 | 0.9 |
食物繊維 | 3.7 | 3 | 0.5 |
炭水化物 | 73.2 | 73.8 | 77.1 |
GI値 | 50 | 56 | 84 |
上の表の単位は、エネルギーはキロカロリー(Kcal)、その他はグラム(g)で表しています。
黒米には、玄米や白米に比べて食物繊維が豊富に含まれていることがわかります。
普通のご飯に少しの黒米を混ぜて炊くだけで、食物繊維も多く摂取することができるのは嬉しいですね。
スッキリ!するかも。
また黒米は、玄米や白米に比べて、GI値が低いことにも注目です。
GI値が低いほどGI値が高い食品に比べて、食後の血糖値の上昇がゆるやかになるといわれています。
黒米をいつものご飯に混ぜて炊くことで、血糖値の急激な上昇を抑える効果も期待できます。
黒米は玄米の状態

先ほどお伝えした通り、黒米のアントシアニンは、表面の種皮の部分(ぬか層)に含まれています。
黒米は、精米をしていない玄米の状態です。
玄米だからこそ、黒米にはアントシアニンや食物繊維、ビタミン、ミネラルなどの栄養成分が豊富に含まれているのです。
ですので、もし黒米を精米してしまうと栄養素は減ってしまいます。
そして、黒米ではなく白米になってしまいます^^
黒米は、精米をしていない玄米の状態 。
このため、黒米を食べることでさまざまな健康効果が期待できるのです。
そこで改めて、黒米に期待できる効果をいくつか挙げてみました。
黒米に期待できる効果
豊富な栄養成分が含まれている黒米に期待できる健康効果は次の通りです。
- 活性酸素の発生を抑制する
- スッキリする
- 疲れ目の予防
- 白髪の予防
- 滋養強壮
このように、黒米にはさまざまな健康効果が期待できます。
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ただし、黒米を食べる時には注意点もあります。
続いて、黒米を食べる時の注意点を見ておきましょう。
黒米を食べる時の注意点は?

黒米を食べる場合は、次の2つの注意点に気を付けてください。
- よく噛んで食べる
- 食べ過ぎない
黒米は玄米です。
白米に比べると消化がしづらいというデメリットがあります。
ですので、よく噛んで食べるようにしましょう。
胃腸が弱い方は特に注意が必要です。
もちもちとした食感を楽しみながら、できるだけゆっくりとよく噛んで食べてくださいね。
また、さまざまな効果が期待できる黒米ですが、食べ過ぎには注意が必要です。
その理由は、黒米には食物繊維が豊富に含まれているから。
食物繊維をたくさん食べ過ぎることで、人によっては便秘になったり下痢を引き起こすことがあるようです。
さらに、体に良い食品だからといっても食べ過ぎるとスッキリどころではなくなってしまいます。
太ってしまうかもしれません。
くれぐれも、黒米の食べ過ぎには注意をしてくださいね。
黒米だけではなく、もち麦などの場合も食べ過ぎには注意が必要です。
もち麦についてのこちらの記事もぜひチェックしてみてください。
まとめ

今回は、黒米についてお伝えしました。
黒米の読み方は、「くろまい」や「くろごめ」です。
また、黒米には次のような効果が期待できます。
- 活性酸素の発生を抑制する
- スッキリする
- 疲れ目の予防
- 白髪の予防
- 滋養強壮
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あなたもぜひ、美味しい黒米を食べてみてくださいね。
そして今日も言いましょう。
「ご飯美味しいね!」
黒米だけをゆでる方法は、こちらの記事をご覧ください。