雑穀米といえばメリットが多いというイメージがありますよね。
でも実は、雑穀米にはデメリットもあります。
といっても、知っているだけで気をつけることができるデメリットです。
今回は、雑穀米のメリット・デメリットについてお伝えします。
「雑穀米のデメリットが気にならなくなる!?」
そんな、おすすめの食べ方もご紹介!
雑穀米を食べる前に、基礎知識としてぜひチェックしてください。
おすすめの雑穀米はこちら↓
雑穀米にはメリット・デメリットがある
身体に良いイメージがある雑穀米。
当然ながら、メリットだけではありません。
デメリットもあります。
ただし、デメリットがあるからといって必要以上に心配にならなくても大丈夫です。
これは雑穀米に限ったことではありません。
あらゆるモノ、コトには良い面・悪い面があるものです。
まずは、雑穀米のメリットから見ていきましょう。
雑穀米の3つのメリットとは?
雑穀米のメリットは次の3つです。
- いつもの食事の栄養価がアップする
- 食べ応えがあるので満腹感が得られやすい
- さまざまな種類があるので食事の楽しみが増える
上記の3つのメリットは雑穀米ならでは。
ご飯に雑穀を混ぜて炊き上げる雑穀米だからこそ得られる、嬉しいメリットです。
「そもそも雑穀米とは何?」
そんな時は、雑穀米についてのこちらの記事をご覧ください。
では、雑穀米の3つのメリットそれぞれについてご紹介します。
1:いつもの食事の栄養価がアップする
雑穀米のメリット、1つめは『いつもの食事の栄養価がアップする』ということです。
主食を白米や玄米から雑穀米に変えることで、いつもの食事の栄養価がグンっとアップします。
それは雑穀米に含まれるさまざまな雑穀の栄養素をプラスすることができるから。
不足しがちなビタミンやミネラル、食物繊維などを補うことができますよ。
雑穀米には、食べるだけでいつもの食事の栄養価がアップするというメリットがあるのです。
もちろん、雑穀米の種類によってプラスできる栄養素は異なります。
2:食べ応えがあるので満腹感が得られやすい
雑穀米のメリット、2つめは『食べ応えがあるので満腹感が得られやすい』ということです。
雑穀米は、白米に比べると食べ応えがあります。
例えば、雑穀米にもち麦が含まれていればプチプチとした食感があります。
プチプチ食感を楽しんでいるうちに、しっかりとよく噛んで食べることになります。
また、黒米や赤米などの古代米が含まれていれば、自然にしっかりとよく噛んで食べます。
黒米や赤米などの古代米には少し硬さがあるからです。
こんな風に、雑穀米はよく噛んで食べるために食べ応えがあります。
そして、よく噛んで食べることで満腹感が得られやすいというメリットがあるのです。
『雑穀米ダイエット』というダイエット方法もあるほど。
雑穀米ダイエットについてはこちらの記事で詳しくご紹介しています。
⇒雑穀米ダイエットの方法!本当に効果があるの?成功へのカギは?
3:さまざまな種類があるので食事の楽しみが増える
雑穀米のメリット、3つめは『さまざまな種類があるので食事の楽しみが増える』ということです。
雑穀米にはさまざまな種類があります。
一般的によく知られているのは五穀米や十六穀米などではないでしょうか。
多いものでは30種類もの雑穀が入っているものもありますよ。
30種類の雑穀が入った雑穀米は、当然ですが『三十穀米』という名前になります。
ただし、『五穀米』だけは少し違います。
『五穀米』とは、米・麦・豆・あわ・きびの5つが入っているものを指します。
ちなみに、人気のもち麦ご飯や、押し麦ご飯も雑穀米のうちのひとつです。
こんな風に、雑穀米にはさまざまな種類があります。
雑穀米に使われる雑穀の種類については、こちらの記事をぜひご覧ください。
あなたも、1種類の雑穀米に慣れてきたら、さまざまな種類の雑穀米に挑戦してみてください。
それぞれ異なる食感や色などが楽しめますよ。
つまり、雑穀米には食事の楽しみが増えるというメリットがあるのです。
続いて、雑穀米のデメリットを見てみましょう。
雑穀米の4つのデメリットとは?
雑穀米のデメリットとして、次の4つが考えられます。
- 消化が悪い
- 浸水時間が必要
- つい食べ過ぎてしまう
- 残留農薬が心配
1:消化が悪い
雑穀米のデメリット、1つめは『消化が悪い』ということです。
雑穀米には、食物繊維が多く含まれています。
このため、消化に時間がかかるのです。
食物繊維には水溶性食物繊維と不溶性食物繊維がありますよね。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のうち、消化の悪さにつながるのは不溶性食物繊維。
白米に比べると消化しづらい特徴があります。
ですので、雑穀米を食べることで胃に負担がかかりやすくなってしまいます。
人によっては、消化不良を起こしてしまうことも。
胃腸が弱い人や、体調が悪い時は特に注意が必要なデメリットです。
2:浸水時間が必要
雑穀米のデメリット、2つめは『浸水時間が必要』ということです。
雑穀米に使われている雑穀は、炊く前に浸水時間が必要です。
もし浸水せずに白米と同じように炊いてしまうと美味しくありません。
硬くてボソボソ食感が目立ってしまうのです。
玄米と似ていますね。
というのも、雑穀は玄米と同じように表皮がついたままだから。
ということで、雑穀米の『浸水時間が必要』というデメリットも覚えておきましょう。
急いでいる時は困ってしまうデメリットですね。
ただし、市販の雑穀米の場合、浸水時間が少なくて大丈夫な商品も。
いずれにしても、浸水することで雑穀米が美味しくなることは間違いありません。
3:つい食べ過ぎてしまう
雑穀米のデメリット、3つめは『つい食べ過ぎてしまう』ということです。
雑穀米って、本当に美味しいのです。
美味しさの秘密は食感・甘味・見た目です。
ですので、ついつい「あとひとくち」なんてことになりがち。
後から「食べ過ぎたかも」と反省することになるかもしれません。
ダイエット中の方はもちろん、ダイエットをしていなくても、食事は腹八分目が基本です。
雑穀米の食べ過ぎにはくれぐれもご注意を。
4:安全性が心配
雑穀米のデメリット、4つめは『安全性が心配』ということです。
雑穀米に限らず、作物を育てるためには農薬が使われることが一般的です。
雑穀米に使われる雑穀は、表皮が残っているまま食べるため、残留農薬が心配だといわれることがあります。
雑穀米の残留農薬については、私もできる限り避けています。
個人的には、雑穀米を食べる時は無農薬のものや減農薬のものをおすすめします。
また、フィチン酸という有機リン酸化合物や、アブシジン酸という植物ホルモンの一種が気になる方もいらっしゃるかもしれません。
フィチン酸は、雑穀や玄米など含まれる成分。
鉄や亜鉛などのミネラル類の吸収を阻害するという説があります。
また、アブシジン酸には免疫力の低下や、がんのリスクを高めるという説が。
でも、フィチン酸もアブシジン酸も、雑穀や玄米などを大量に摂取しなければ特に心配する必要はないでしょう。
今のところ、重大なデメリットは報告されていないようです。
ただし、あくまでも個人的な意見です。
雑穀米を食べるかどうかは、あなた自身が決めてください。
どうしても心配な方には雑穀米はおすすめできません。
と、ここまで雑穀米のメリット・デメリットを見てきました。
健康に良いといわれる雑穀米も、メリット・デメリットの両方があるということですね。
でも工夫次第で、雑穀米のデメリットは軽減されますよ。
最後に、雑穀米のデメリットが気にならなくなるおすすめの食べ方をご紹介します。
雑穀米のデメリットが気にならなくなる!?おすすめの食べ方
わたしがおすすめする、雑穀米のデメリットが気にならなくなる食べ方は次の3つです。
- よく噛んで食べる
- 適量を守る
- 国産で無農薬のものを選ぶ
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1:よく噛んで食べる
雑穀米のデメリットが気にならなくなるおすすめの食べ方、1つめは『よく噛んで食べる』です。
先ほどお伝えした通り、雑穀米は消化に時間がかかります。
胃腸に負担をかけないためも、よく噛んでゆっくりと食べましょう。
結果的に、満足感がアップして食べ過ぎを防ぐこともできますよ。
知らないうちにダイエットに繋がるかもしれません♪
2:適量を守る
雑穀米のデメリットが気にならなくなるおすすめの食べ方、2つめは『適量を守る』です。
雑穀米には、たしかにメリットがたくさんあります。
しかも、美味しいのでつい多く食べてしまうんですよね。
でも、たくさん食べたからといって、その分効果が倍増するなんてことはありません。
ほどほどが肝心です。
雑穀米は、適量を守って食べるようにしてください。
また、人によっては雑穀米が身体に合わないこともあります。
まずは基本の分量をまもりつつ、身体の調子に合わせて量を調整しましょう。
そして、1回に食べる量だけでなく、頻度も調整することをおすすめします。
体調によっては食べるのを控えることも大切です。
5:国産で無農薬のものを選んで食べる
雑穀米のデメリットが気にならなくなるおすすめの食べ方、5つめは『国産で無農薬のものを選ぶ』です。
雑穀米の農薬が心配を軽減するために、無農薬のものや減農薬の商品を選びましょう。
できれば国産の商品が安心です。
商品によっては『残留農薬ゼロ』と明記されたものもあります。
例えば、こちらの雑穀米は国産で安心。
↓くまモンも可愛い!↓
まとめ
今回は、雑穀米のメリット・デメリットについてお伝えしました。
雑穀米は食べ方に気をつければデメリットも軽減することができます。
雑穀米のデメリットが気にならなくなるおすすめの食べ方をぜひやってみてください。
雑穀米で、いつもの食事の栄養価をアップさせましょう。
さまざまな種類の雑穀米を楽しんでみてください。
まずは少しずつ食べてみましょう。